二〇一〇年二月七日

これはどの項目に出しましょうか?

今日の午前中から午後過ぎまで我が研究室の盟友K鉄骨の若旦那K君と話していました。その結果、今まで断片的にポツリポツリと出していた広島の木本君、前橋の市根井君との協同だけでなく、K君との協同も発展させていくべきだと考えています。

この考えは当然私のキャリアにあります全国の10万人単位であります左官職人諸君との連携も含めて考えていきたいと思います。それ故に以前、全国の左官職のみなさんに呼びかけをさしていただいたように、さらに左官職のみならず苦闘している鉄骨職、あるいは大工職、あるいは芸術家諸君においても様々に呼びかけていきますので、ぜひこれから立ち上げます計画にご参加下さい。

二〇一〇年二月六日

どうせ聞きたいことはないんでしょ?聞きたいことがある人は大きな疑問がある人なんだけど、まだ聞き手が及ばないことは僕は知っています。

今日は2/6(土)の14:00、午前中ハードな仕事をして、めずらしく半ドンにしようと、いつものラーメン屋でレバニラ炒めとビールを飲んでいる。

明日の日曜日は午前中は休むけれど、午後に色々人に会って、夜の9時から丸の内で仙台の結城登美雄さんに会う予定です。いよいよ本格的に21世紀農村研究会の第二段階をスタートさせます。

この計画は単発的にあった石山研の宮古島の計画、鬼沼の計画、世田谷村、その他の計画を総合する計画です。おいおい、全日本スケールでみなさんの協力を得たいので気楽にぜひともこの計画にご参加下さい。

二〇一〇年二月三日

これは裏日記のページに出す事にしましょう。とても大事な話です。うちのページは今、転形期を迎えていて、混乱しているところがあります。つまり情報がありすぎて、整理ができていない。かつ、googleの検索で『石山修武』と検索すると、約146万件の検索件数があって、この数字は僕の記憶では去年は6〜7万件だったはずです。なぜこんなに数字が上がっているのかわからないのですが、事実として上がっている。これはgoogleの検索能力が向上したためなのか、それとも石山研の努力の積み重ねでそうなっているのかがよくわかりません。この数ヶ月で桁が2つも上がったのは確かです。100万単位で上がっている。これだけの数字をみれば、常識的には何か手を打たないと、プラスになるにせよ、マイナスになるにせよ、問題だろうと考えます。

今日のところはゆっくり考えてネット社会の常識の通り、2/3の節分の日の明日、手を打ってみたいと思います。もう亡くなってしまった友人のアルファインターネットの社長で、ネットのプロだった若松社長に教わったことを色々生かさなければいけないと思っています。何しろ170万とか180万とかいった数が出ている以上、それに対抗する手段をとらない限り、何も無為の日々を過ごすだけに終わるでしょう。明日のたった三行の裏日記をお楽しみにして下さい。

二〇一〇年一月七日

絶版書房5号の編集作業中である。先日の印刷屋さんとの打合せでは、ページをこれ迄の約1.5倍とし、152ページとすることに決まった。さらに今回は表紙にちょっとした工夫をほどこしたいと思っている。刷数はミニマム500部としたい。つまり、これまでの最多部数である3号の400部を越えて、100人以上の読者の上積みを図りたい。

ページが増えれば当然印刷コストや送料も増す。さらに諸経費を考えれば、これまでの収支計算通りにはいかない。石山の原稿料や、ドローイングに割く時間、それから本当は私たちスタッフの編集作業、販促作業のfeeを考えなければならない。

しかしながら、販売価格は2500円の据え置きとしたい。2500円という価格は、多くの人に買っていただく本としては高価でもあろうが、石山の手描きの限定本としての価値と、それでも買って下さる方とのギリギリの値段であろうと判断しているので2500円送料込みのままとしたい。

すると、あとは少しでも多くの方に買っていただく以外に方法はない。

石山がここまで本気で絶版書房に取組んでいるのは、かつて歴史上の建築家が残してきたプロジェクトと呼ばれるものに対する考えもあるのだろう。プロジェクトとはこういうものを作りたいという意思表示である。情報時代のプロジェクト作りのようなことも考えにあるかもしれない。

スタッフとしては、21世紀のW.モリス日本版というか、絶版書房の編集及び販促活動(ここで作業ではなく活動と言い換えている)を含めたプロジェクトとはどういうものか、を考えながら絶版書房の宣伝の方法に知恵を絞ってみたい。

二〇一〇年一月五日

昨、四日から研究室は動き始めている。新年会だというので、研究室から新大久保まで動くことにした。今年初の新大久保である。

正月の間何度かFAXのやりとりがあって、石山が何やらアニミズム周辺紀行5号の原稿に没頭している気配には薄々気付いていた。何しろそのFAXには、これは面白いぞとしっかりと明記してあったのだから不穏な動きだけは嫌でも伝わってくるのだ。


それで新年会ならぬ読書会となり、読み進めてみると、何やら読み物であるような、プロジェクトのような、どうも手持ちの間仕切りでは整理し難いといった石山の意図だけはすぐに知る事が出来た。

その感覚は私と同様、読者の方も実際に目を通していただければわかっていただけると思う。

率直な読後感はすでに石山に伝えているが、スタッフの私としては模型や図面といった従来の形式にも翻訳しなければならないだろう。

それからこの5号をより多くの人、ただし固有名詞を把握できる範疇のある限定された読者たちに手に取ってもらわなければ、石山が5号で意図している読み物のようなプロジェクトのようなものは片手落ちにもなりかねない。

こうした考えはこちらの思い込みであるが、勘違いは今後次第に直していけばよい。


今日からやれるのは、5号の販促活動と編集、それから模型や図面の作成である。おそらく、これらも平行してやってみた方が5号の意図にはあっているのかもしれない。

早速、今日印刷屋さんと打合せの予定である。

十二月二十八日

いきなり、石山研サイトの改変を指示された。いつもの事なんだが思いつきでない事を望みたい。石山は余程いらついているのであろう。大なり、小なり、いらつく原因は思い当るが、小はヤッパリ、このホームページ、サイトの読者が頭打ちになって、その状態が膠着状態に落ち入っている現実だろうと想像している。

このところ、一日のヒット数が二万に届かぬ日が多く、大体が一万五千より少ない数でおさまってしまっている。石山の書くモノが広範な読者をとらえるというモノではないのが一番の原因であろうが、それはそれ、当事者は得てしてそんな真実には気がつかぬものなのだ。


いつもの指示とは異なり、一つだけ具体的な事があった。いつもはもっとあいまいで抽象的な事が多い。恐らくそれは石山の気の弱さから来るものだろう。その多くは理解できないので、こちらとしてもほおり放しにするしか無いのである。

一つだけ具体的でオヤッと思ったのは「裏ページをつくれ」という指示であった。指示というよりは大まかなアイデアの呈示と言った方が良いだろう。裏ページ、すなわち、サイト全体の読み方、通り過ぎ方のガイドをしろっていう事だろうか。あるいは、石山研のサイトに決定的に欠けている応答、交信性を補えという事かも知れない。これに関しては以前より痛感していたので、チョッと考えてもいいかなとは思う。


石山からのFAXでは、サイト自体の日々のクリティークも入れろとの事なんだけれど、これはとっても難かしい。クリティークに耐えられる内容のモノが過少な気がするし、こちらの荷だって重過ぎるのだ。

それでも、すぐにやってみた方が良いかなと言うわけで、このコーナーの仮設的オープンとなった。拙速の典型例であろう。


世田谷村日記二十六日〜二十八日には全く読むべきところがない。日記だから、それはそれで本人は良いのだろうが、これでは公開している価値がない。二十七日、日曜日のMAPづくりというのが気になるところだけれど、それはやっぱり石山の秘中の秘なのであろうから、公開はされないのであろう。私も石山から言われて、二〇一〇年以降のプロジェクト案を昨日送附したけれど、その応信が、このサイトの改変であった。私の提案中にはポスト・ディズニーランドの提案もあったのだが、ちゃんと理解してくれたのだろうか。

又、同日にNTT出版の講義録とあったが、こんなペースでは年明けの出版には間に合わないだろうと他人事ながら心配である。


サイトのクリティークもしろという事なので、敢えて言うがトップページのドローイング、鬼沼の時間の倉庫の写真共にレイアウトが良くない。工夫が全くなされていない。トップページは週刊紙の表紙と同じではいけない。特に鬼沼の建築の写真が中途半端である。ルドーの製塩工場のディテールまがいの写真を出してしまって、その半端さがまずい。確かに鬼沼の建築のような本格的な建築をホームページサイトに出してしまうのはGA等のペーパーメディアに失礼だろうという石山の気配りはわからぬでも無いけれど、もっとスカッと出してしまった方が良いのではなかろうか。サイトの読者にだってモノが視える人間が居ないわけではないだろう。しかし、サイトをのぞいて、このような建築作って欲しいと言ってくれる人間は、マア、絶無であろうけれど。そう考えると、何故、作品らしきをサイトに垂れ流すのかの根拠さえぐらついてきてしまうのだが、それは余りにも根が深い問題であるから、今はさけておいた方が良い。

いきなりの指示であるから、今日はこれで精一杯である。

石山修武研究室の読み物

世田谷村日記

絶版書房

開放系デザイン、技術ノートI
キルティプールの丘にて我生きむ
アニミズム周辺紀行5
受付中

「何故、今アニミズムなのか
 アニミズム周辺紀行4」
絶版となりました

建築がみる夢
『ひろしまハウス』
ひろしま・
レッドクメール・
備忘録として
アニミズム周辺紀行3
絶版となりました

新 制作ノート

確信犯的平安コラム

石山図書館